下伊那行政連絡協議会開催「口蹄疫の風評被害防止を」

社会

[ 2010年 6月 2日 水曜日 15時16分 ]

  地元県議4人と下伊那地方事務所や飯田保健福祉事務所、飯田建設事務所、飯田家畜保健衛生所、飯田、阿南の両警察署など、17の県現地機関の代表者ら24人が出席。口蹄疫関連のほか、県の中期総合計画や森林税事業、経済対策、道路を中心とする社会基盤整備などの進ちょく状況や課題を把握した。

 口蹄疫関連で飯田家畜保健衛生所は、県が先月下旬に示した発生段階に応じた対応策や発生予防に向けた農家などへの指導内容を報告。宮崎県内の現況を踏まえ「殺処分となった家畜の埋設場所が不足している」「感染力が非常に強く、人やモノを介して広がる。消毒の徹底、発生地周辺への訪問自粛が求められる」などの問題点やポイントも指摘した。

 管内農家や家畜市場への影響について「子牛の確保が課題になってくる。ある農家は東北からの購入を検討している」と説明。県議らは、発生状況に応じて必要となる消石灰や炭酸ソーダなど消毒物品の完備を求めたほか、風評被害を懸念し「信州牛をはじめ、食用は大丈夫という安心をPRすることが大切。市町村と連携して住民に周知するべき」と呼び掛けた。

 県議らはこのほか、県が管理する道路沿いの視界や景観を妨げる竹林木の伐採に対する森林税の優先的な活用を提案。高卒者の就職難に言及し「若者が地元を離れざるを得ないことは地域にとって大きな損失。具体的な対策が求められる」と問題提起した。

 経済情勢をめぐっては、下伊那地事所側が先行きの不透明感などを踏まえ「新たな採用を生むまでには至っていない」と指摘。県議たちからは、業種ごとの景況や県制度資金のあっせん実績などについて、詳細や分析を求める声が出た。

 飯田と下伊那南部の両建設事務所は管内の主要な社会基盤整備について説明。概要図を交えて、三遠南信自動車道の現道活用区間、アップルロードへつなぐ羽場大瀬木線の4車線化計画の進ちょく状況を伝えた。

 

  

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