千代でマイクロ水力発電の点灯式開く

社会

[ 2013年 8月 6日 火曜日 9時49分 ]

 昨年9月から実証実験を行っている飯田市のマイクロ水力発電の点灯式が4日、同市千代の野池親水公園であった。市や地元、協力した飯田精密機械工業会の関係者ら30人が出席。牧野光朗市長がスイッチを入れると電球がともり、歓声が上がった。

 山間地の河川に着目した市が、2009年から適地を調査。140カ所について落差や流量、流速、発電出力、河川構造などについて調べ、適地だった同公園内で実証実験を行っていた。

 公園近くを流れる倉畑沢の取水口から300メートルほどの既設ビニールパイプで水を運び、同工業会の協力で設置した発電機に接続。約1・2メートルの落差で水車を回し、1日に13―15キロワット時を発電する。

 電気は簡易電線で公園内の炊事場に導き、電球とLED照明をともす。

 式典で牧野市長は「実験を成功させ、新たな可能性を広げ、エネルギーの地産地消を飯田から全国に情報発信できれば」とあいさつ。地元代表の大平宏愛林農業組合代表は「市内第1号として役立ってほしい」と期待を込めた。

 協力した同工業会の野沢稔弘会長は十数回にわたった実験やミーティングを振り返って喜びを表現。「未来の社会を構築する礎になれば」と話していた。

 市内各地への設置や緊急時の使用などを想定しながら、今後は安定した発電量の確保や低コスト化、近くのトイレへの電気供給などについても実験、検証する。

  

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