吾妻町のロータリー交差点社会実験で地域住民と意見交換会

社会

[ 2010年 12月 3日 金曜日 10時37分 ]

 飯田市吾妻町のロータリー交差点(ラウンドアバウト)で先月1日から今月12日まで社会実験を共同で実施中の市と名古屋大学(財団法人国際交通安全学会)は1日夜、地域住民との意見交換会を東野自治会館で開いた。走行中の車両へのアンケート調査も先月下旬に実施し、約500人から回答を得た結果もあわせ、市は「社会実験をしている今の方が走りやすくなっている」と総括。社会実験が終了後も交差点周辺部に設置した安全施設はそのまま残すことを確認した。

 社会実験では、時計回りの環道の内側にゼブラ部分を設けて1車線とし、交差点周辺部にポストコーンや歩車道境界ブロック、単管バリケードなどを設置している。このうち単管バリケードは撤去するが、それ以外の施設はラインも含め社会実験が終了してもそのまま残す方針だ。

 意見交換会には東野、橋北のまちづくり委員会関係者や周辺住民など約30人が参加。「環道が1車線となり今までのようなスピードでは進入できなくなった」「環道に入る時は、ロータリーの特性として右側から来る車を優先させれば、スムーズにゆっくり走れる」「今まで2車線だったので花見の時期には環道に路上駐車する車で混雑したが、1車線になれば違法駐車はできない」などと安全でエコなラウンドアバウトを評価する意見が出た。

 ただ、場所によって横断歩道の位置が環道から近かったり遠かったりばらばらなことから、「出入りする車が最低1台入れる距離が必要」という声と「近い方が歩行者を発見しやすい」という声が。停止線についても「横断歩道から離れている場所がある。統一しないとまずい」といった意見が出た。また、環道について「石畳にすると路面が違うので減速する心理が働き、人身事故も軽傷になる」との意見があった。

 市では「横断歩道や停止線の位置については、警察と立ち会ってどう是正できるか確認中。桜並木を1車線にするか2車線にするかは、桜の保護にかかわるので地元の合意を得て進める必要がある。桜並木の整備と一体で計画していきたい」としている。

  

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