吾妻町ロータリーで社会実験スタート、市と名古屋大学が連携

社会

[ 2010年 11月 2日 火曜日 12時05分 ]

 飯田市は1日、吾妻町のロータリー交差点(ラウンドアバウト)で「安全でエコなラウンドアバウトの実用展開に関する研究」のための社会実験を、名古屋大学(財団法人国際交通安全学会)と連携して開始した。実験は12月12日まで42日間、カメラを設置して観測を行い、来年3月に成果のとりまとめと発表を予定している。

 同大学では、ラウンドアバウトの基礎データをそろえ、安全でエコなラウンドアバウトの普及と展開を目指している。吾妻町のロータリーは、全国で数少ないラウンドアバウトの中でも、基礎データに必要な条件を兼ね備える貴重な事例だとしている。

 今回、大学側から「社会実験を行い、その実験結果から、よりエコで安全に配慮した交差点形状について提案したい」と飯田市へ申し出があった。市は、桜並木周辺の整備を検討するうえで、今回の社会実験の内容と結果の提供が、市にとっても有益」と判断。社会実験に連携して取り組むことした。桜並木周辺の整備を研究する一環とも位置づけている。

 実験期間中は、ポストコーンや車止め、単管バリケード、標識など、車線への誘導施設を設置する。市では、実験への協力と通行に注意を呼び掛けている。主な実験は▽環道を完全な円形とし速度を抑える▽環道への導入部をロータリー中心に誘導する▽環道への導入部を1車線とする―内容。事前、事後でビデオ撮影し、車の流れや速度などのデータを観測する。

 期間中に研究プロジェクトメンバーによる現地での研究会を10日に開催する。

  

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