地域公共交通改善市民会議、新試行運行の提案を承認

社会

[ 2010年 1月 14日 木曜日 15時13分 ]

公共交通改善市民会議 飯田市地域公共交通改善市民会議(会長・林邦久千代地区まちづくり委員会会長)は12日、市役所で開き▽千代線・久堅線の変更▽阿南線の変更▽三穂線の変更=について、4月1日から予定している新たな試行運行の提案を審議、承認した。これにより、2007(平成19)年7月に発足した同市民会議は、新しい地域公共交通システムの改善見直しを一通り完了。今後は「試行運行の状況を検証しながら、利用促進策を検討する」(林会長)ことになる。

 

 千代線・久堅線の変更は、空白地域の解消に向けて乗合タクシーの導入を検討してきた久堅線部会が、乗合タクシーの運行を効率的に行うために、千代線部会との合同部会で、乗合タクシー千代線と新しい乗合タクシーを統合して「乗合タクシー竜東線」として、四月から試行運行する。

 

 具体的には、通勤・通学に一定の利用のある朝夕便を市民バス千代線、市民バス久堅線とし、高齢者などの通院・買い物利用が想定される昼間の時間帯を乗合タクシーとして試行運行を行う。乗合タクシーは、該当地域を1つの路線とし、2台のジャンボタクシーによる運行とする。これにより、予約状況に応じて効率的な運行ルートの選択が可能となる。

 

 阿南線の変更は、信南交通の自主路線である阿南線が3月末に廃止されることから、下伊那南部地域公共交通対策協議会は4月から新阿南線(阿南町営バス、白ナンバー)の運行を予定している。新阿南線は、南部地域から市立病院・飯田市街地への特急便として、飯田市の該当地域である下瀬・川路・竜丘・松尾地区に停留所を設けず利用できない。このため、飯田市としての独自の取り組みを検討した結果、当該地域では「乗合タクシー川路線」を新たに導入し、4月から試行運行することにした。

 

 具体的には、この地域ではJRが44便運行しているため、主要な公共交通はJRとするが、空白地域対策として、高齢者の病院・買い物利用が想定される昼間の時間帯に絞り、予約制の乗合タクシー川路線を1往復運行させる。運行は平日のみとし、飯田行きが9時、下瀬行きが14時とする。乗合タクシーの停留所は、高齢者が歩いて行ける範囲を基本として、JR駅周辺を除き地区内に広く設置する。

 

 三穂線の変更は、路線バス三日市場線を廃止し、この1往復分を三穂地区からの便として便数を確保し、市民バスと乗合タクシーを併用した新たな三穂線を4月から試行運行する。具体的には、通勤・通学に一定の利用のある朝夕便を市民バス三穂線として存続させ、高齢者などの通院・買い物利用が想定される昼間の時間帯を乗合タクシー三穂線として試行運行を行う。

 

 このため、現在4便ある市民バスのうち昼間の2便を減便し、三日市場線を廃止する。乗合タクシーの経費は、この分から賄う。乗合タクシーは、減便・廃止した三穂線・三日市場線の便数を確保し、2往復とする。三日市場線は中村までの運行であったが、乗合タクシーはすべて立石までの運行とする。これにより三穂地区では増便となる。土曜日は現状の便を乗合タクシーとして運行。停留所は高齢者が歩いて行ける範囲を基本として地区内に広く設置する。

  

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