売木村と愛大が空き家調査結果まとめる

社会

[ 2020年 2月 1日 土曜日 13時50分 ]

 売木村と愛知大学との共同研究事業として本年度に行われた村内の空き家調査結果がまとまり、1月31日、同大地域政策学部岩崎ゼミ(岩崎正弥教授)の学生14人が清水秀樹村長らに報告した。村内7地区の空き家状況をマップにまとめるとともに、利活用方法を提言。「観光客に3時間以上滞在してもらうまちづくり」をテーマに、村中心部の「修景」構想を披露した。

 5年目を迎えた共同研究事業。学生たちは毎年テーマを変えながら、村の課題解決に向けてフィールドワークを行っている。本年度は4回にわたり空き家の実態調査を行い、現状を踏まえた活用方法を探った。

 構想では村中心部を「街道エリア」「道の駅エリア」「温泉エリア」の3つに分け、それぞれの活性化策をまとめた。中でも役場近くの商店街を含む「街道エリア」は、「初めて売木村に来た際、このエリアに特に空き家が多く感じた」と指摘。「このエリアを活性化させることで、村内を歩いてもらう仕組みをつくりたい」とし、売木特産の「うるぎ米」を使ったパンを販売するパン屋やカフェ、休憩施設などの整備を提案した。

 また、村内を周遊する仕組みとして、マンホールをオリジナルデザインにして行うスタンプラリーやレンタサイクルの返却施設追加、「インスタ映え」する花畑の整備など多彩なアイデアを伝えた。

 空き家の使用頻度や今後の使用についての考え、貸し出しの条件、管理上の問題点などを聞く「空き家意向調査票」も作成した。村は今後、同調査票を活用し、空き家利用の具体化を目指す。

 同大3年の女子生徒(20)は「空き家は、貸してもらえればすぐに活用できるというイメージだったが、実際には改修が必要だったり、持ち主の事情があったりと、難しい状況があることを痛感した」という。そうした中でも「村民の協力により構想を練り上げることができた」と感謝。「何か一つでも実現し、村の役に立てればうれしい」と話した。

 清水村長は「若い人たちが村のため一生懸命考えてくれた成果を無駄にすることのないよう、しっかりと受け止めたい」と力を込めた。

◎写真説明:研究成果を発表する愛大生

  

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