安全に天竜川下りを 大型連休前に対策協が点検

社会

[ 2018年 4月 24日 火曜日 15時12分 ]

マネキンを使った落水救助訓練(弁天港で)

 本格的な天竜川下りシーズンの到来となる大型連休を前に、行政や消防、警察機関などでつくる飯伊地区観光客安全対策推進会議(事務局・南信州地域振興局商工観光課)は24日、事故防止を目的にした安全点検を同河川のコース一帯で行った。天竜舟下り(飯田市松尾新井)と天龍ライン遊舟(同市龍江)の運航体制や緊急時対策を確認。落水事故を想定した救助訓練も行って備えた。

 観光客に安心して楽しんでもらおうと、総合的な安全点検として毎年この時期に行っている。警察と消防、飯田労働基準監督署、行政機関などから26人が参加。午前は天竜舟下りで川下りの安全対策を聞き、弁天港で通報、救助、救命訓練を行った。

 弁天港の訓練は、15人を乗せた舟が急流で転覆して全員が落水し、2人が流された―との想定。小型エンジン付きの救助船が流されたマネキン人形を引き上げ、船上と港で心肺蘇生などをしてから救急車に乗せるまでの手順を確認し、通報や連絡、救助の体制を点検した。

 続いて関係者たちが乗舟し、時又港まで下りながらコースの安全性を入念に調査。検討会で意見を出し合い、午後はライン遊舟で同様の点検をした。

 天竜舟下りの杉本忠社長(61)は「安全対策に完全はない。さまざまな人の声を聞き、危険カ所を把握したい」、天龍ライン遊舟の半崎信弘社長(55)は「訓練を重ね、日頃から緊急事態に備えたい」とそれぞれ話していた。

  

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