市長自ら乗り心地体感

社会

[ 2020年 11月 7日 土曜日 13時14分 ]

 環境に配慮したEV(電気自動車)バスの運行実証に向け、飯田市が中心市街地で行っている小型電気バスの試乗会で、佐藤健市長が6日、乗り心地を体感した。試乗会は29日まで開かれている。

 試乗会では29人乗りの小型電気バスを使用。飯田駅前や中央通りなど中心市街地を10分ほど周遊し、佐藤市長は「車内は静かで、思ったよりも乗り心地がいい」と話した。

 リニア中央新幹線開業を見据え、環境負荷が小さい2次交通の整備や最先端のITで便利な暮らしを実現する「スマートシティー」を目指す同市。EVバスが実用化されれば、リニア開業後にリニア県内駅と中心市街地を結ぶ交通手段にすることも視野に入れる。佐藤市長はリニア県内駅の乗り換え駅として、在来線の元善光寺駅とを結ぶ交通手段の1つとしても期待を寄せた。

 実証運行は市、信南交通、中部電力の3者が締結した「地域循環共生圏構築による持続可能な地域づくりに向けた新たなモビリティの活用実証にかかわる基本協定」に基づくもので、中心市街地の飯田駅と市立病院をつなぐ市民バス循環線に小型EVバスを1台導入する。実証期間は2022年3月まで。

 実証運行を通して環境負荷低減や電力の需要、供給のバランスを含め、効果的な活用を検証。再生可能エネルギーの利用拡大につながるエネルギーマネジメントを実証する。

 市の委託で運行する信南交通の車庫に充電設備を整備し、待機時間に充電して走らせる。担当課によると、約3時間のフル充電で130~140キロ走ることができる。またバスにはUSB電源が装備され、災害時の電源拠点になることも想定する。

 試乗会は1日に始まり、8、13~15、20、23、27~29日も行う。乗降場所は市役所前大型バス駐車場で、発車時間は午前10時、同11時、正午、午後1時、同2時の5回。予約不要。無料で試乗でき、問い合わせは市リニア推進課公共交通係(電話0265・22・5361)へ。

◎写真説明:乗車する佐藤市長

  

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