平谷で村外店への無償送迎サービス開始

社会

[ 2013年 4月 12日 金曜日 15時47分 ]

 平谷村で生鮮食料品と日用品を唯一扱っていた店が昨年末に閉店したのを受け、村社会福祉協議会は11日、65歳以上の高齢者と体が不自由な人を村外の店に無償送迎するサービスを始めた。これまでに20人が利用を希望し、初回は70―90代の女性11人が参加。阿智村駒場の共同店舗で約1時間の買い物を楽しんだ。

 村社協によると利用希望者は、車で買い物に出掛けられない独り暮らしや高齢者世帯の女性が中心。「日々の買い物は同居する若い家族に任せているが、自分で使う日用品などをゆっくり品定めしたい」といったニーズもあるという。

 社協のスタッフが運転する車いす対応のワゴン車1台、軽自動車2台に分乗し、午前9時半過ぎに村を出発した11人は、10時前までに駒場の店舗に到着。食料品に加え、バッグや履き物なども買い求めた。

 閉店前まで村内の食料・日用品店を頼りにしていた独り暮らしの女性(80)は「店が無くなってから食べ物は行商の人に注文したり、月に2回ほど帰省する子どもがまとめ買いしてくれたものを冷凍保存している。社協が車を出してくれてうれしい。大勢で出掛けて買うのも楽しい」と話していた。

 送迎サービスは村が社協に委託し、当面は月1回行う。

 同行した社協のスタッフは「食料品は村外から業者が来るのでなんとかなるが、(車を運転できない高齢者は)それ以外のものを買う機会がない。利用する人の声を聞きながら行き先を変えたり、別の店にも足を伸ばすなどの対応も考えていきたい」と話した。

 老人クラブの総会で利用を呼び掛けた住民課長は「始まったばかりなのでまだよく分からない部分もあると思うが、利用者の話を聞く中で徐々に人数が増えていくと思う。気軽に使ってもらえたら」と話している。

  

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