座光寺 サルの被害顕著で対策を市長に要望

社会

[ 2012年 10月 23日 火曜日 16時58分 ]

 飯田市座光寺地域自治会(湯澤英範会長)同地区有害鳥獣対策協議会(長沼豊会長)同地区財産区(下村征夫議長)は22日、同地区で深刻な状況にある有害鳥獣対策を求める要望書を牧野光朗市長に提出した。

 昨年度、高森町で7キロにわたり電気防護柵を設置したところ、行き場を失ったサルなどが座光寺側にまとまって出没するようになり、リンゴの収穫期を迎えた同町境の原・宮崎地区では、数軒の果樹園のリンゴの実が全滅する被害が発生。最近では、座光寺小学校の周囲にサルの群れが現れバイクを追いかける事例もあり、学校では親の車による登校や集団下校を行うなど対策を講じている。以前は見かけなかったもので、サルの棲息範囲が拡大しているのではと推察している。

 要望書は「このままの状況が続けば、後継者も育ち市内でも極めて有力な果樹地帯でもある座光寺の農業が深刻な打撃を被ると危惧される。さらに、額に汗して奮励努力している農家の意欲も下がり、耕作放棄地も増えて地域力が著しく低下するのではないか」と懸念。「一刻も早く、高森町に引き続き飯田市側にも同様の施設を設置してもらいたい」と求めている。

 湯澤会長は「被害は座光寺で顕著。早い時期に何らかの対策をお願いしたい。高森町牛牧区と電気柵の効果と課題を話し合っていきたい。上郷、飯田との3地区協議会でも協力して対応していきたい」、長沼会長は「一般の人に危害を加える心配もあり、地域も一緒になって取り組んでいく方向。市でも有効な対策を考えていただきたい」、下村議長は「針葉樹だけでなく広葉樹も植えることになった。現状は鉄砲を撃つしかない。電気防護柵を設ければ効果がある」とそれぞれ訴えた。

 これに対し、牧野市長は「どういったやり方が有効か真剣に考える。地域一丸となって取り組む必要があり、行政もしっかりやる」と約束。農業課長は「非常に深刻な被害が生じている。ぜひとも対策を講じて被害がなくなるように努めていくが、抜本的な対策がない。対策協議会と一緒になって有効な対策に力を入れていきたい」と述べた。

  

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