恵那山トンネル天井板撤去工事来月から

社会

[ 2013年 5月 12日 日曜日 9時28分 ]

 恵那山トンネル下り線(全長約8・5キロ)の天井板撤去工事で、中日本高速道路(名古屋市)と国土交通省は10日、工事実施期間が6月20日~7月10日までの21日間に決まった、と発表した。準備、撤去、復旧の3段階に分けて実施し、設置されている1万7115枚の天井板と8498枚の隔壁板を撤去する。工事期間中は飯田山本―中津川インターチェンジ(IC)間で工事規制を行う。

 この日、長野、岐阜、愛知、山梨4県などと連絡調整会議を開き、実施時期や交通運用に関して合意したことを受け、決定した。工事は上り線の恵那山トンネルを含む約13キロの区間を昼夜連続対面通行にし、下り線に設置されている天井板を撤去、新たに換気用の送風機(ジェットファン)7基を設置する。総事業費は現時点でおおむね50億円。

 具体的には、準備工事として6月20日午後6時から21日午前6時までの12時間で、下り線から上り線へ移行するための連絡道路を盛土と舗装工事で完成させる。この間、上り線は通行止め、下り線は追い越し車線規制にする。

 その後、同日午前6時から7月9日午後1時まで下り線を通行止め、上り線を対面通行にして、下り線の天井板の撤去工事に取り組む。完了後の同日午後1時から10日午前6時までに復旧工事を実施。復旧工事中は上り線を通行止めに、下り線は通常運用する。

 撤去中は網掛トンネル手前から対面通行になっている上り線に乗り入れ、岐阜県側は神坂トンネルを抜けた地点で下り線に合流する。対面通行は笹子トンネルの工事中と同様「速度40キロ程度」となる見込み。また安全対策として、ペースカーによる速度抑止対策や、事故発生時の速やかな車両排除のためトンネル坑口にレッカー車を事前配備する。準備・復旧工事期間中は上り線が通行止めになるため国道19号などに迂回する必要がある。

 同社では、期間中の土曜日は午前中に上り線、日曜日は午後の下り線に最大2キロ程度の渋滞が発生すると予測。同社名古屋支社保全・サービス事業部の堀内信企画統括チームリーダーは「事前の周知に注力するとともに、工事工程が遅れることがないよう努めていきたい」と述べた。

 今回の決定を受け、岡庭一雄阿智村長(村観光協会長)は「告知期間を考えれば7月10日はタイムリミット。ぎりぎりのところで決めてくれた。なるべく早くやり遂げ、安心して通ってもらえるよう、この期間は認めざるを得ない。あとは安全を最優先して工事に取り掛かってほしい」と話した。

  

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