新規就農者の激励会「 飯伊の地で希望と誇りを」

社会

[ 2011年 6月 3日 金曜日 15時39分 ]

 下伊那農業改良普及センターは1日、本年度の新規就農者激励会を飯田市鼎東鼎のJAみなみ信州営農部で開いた。飯田下伊那地域の新規就農者46人のうち23人が参加し、同センターやJA職員らによる激励の言葉や地域農業青年クラブの取り組みに耳を傾けた。激励会を挟んで、市内の先輩農家への視察や懇親会もあり、農業にかける意気込みや希望を新たにした。

 飯伊農業振興協議会とJAみなみ信州が共催。5月末までの1年間に把握した飯伊の新規農業者を対象に毎年行っている。ことしの46人のうち、40歳未満は29人で、その内訳は野菜の13人、果樹の7人など。家業を継ぐなどの転職Uターン者が13人、新規参入のIターン者が12人、新規学卒者は4人だった。7人は県の里親制度などで研修後に就農した。

 同センターの本井治所長は、技術力や経営力向上につながる各種講座への参加や関係機関との情報交換を促し「目標実現へ夢と誇りを持って一歩一歩着実に歩んでほしい」と期待。後援の農業関係者らも「自分で食べていくという覚悟を持って進んで」「常日頃の記録の整理が大事」「丈夫に仲良く迷わず頑張れ」とエールを送った。

 新規就農者たちは自己紹介で「失敗もあるが、農業を楽しむ」「50歳を前にサービス業をやめてチャレンジした。新鮮な気持ちで取り組んでいる」などの意気込みや心情を披露。Iターン男性は「将来は有機栽培一本で勝負できるよう頑張りたい」と力を込めた。

 地域交流や仲間づくりに役立ててもらおうと「PALネットながの」(県農業青年クラブ)と「かたつむりの会」(飯田・下伊那地域青年農業者クラブ)、「JAみなみ信州青年部」の活動紹介もあった。

 激励会に先立ち、新規就農者たちは市内で果樹や野菜、花きの栽培に勤しむ青年農業者3人の農場を訪問。夫婦で地域のモデルほ場も管理しながらの果樹経営、高糖度トマトへのこだわり、消費者ニーズに応じたダリアの品種選択といった事例を通して、多彩なやりがいや工夫、農業の可能性、努力の大切さなどに触れた。

  

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