新規求人確保に向け

社会

[ 2020年 8月 14日 金曜日 13時05分 ]

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月の管内有効求人倍率が0・85倍と6年10カ月ぶりに1倍を割り込んだのを機に、ハローワーク飯田(飯田公共職業安定所、池上仁所長)が新規求人の確保に向け、ローラー作戦を展開している。「求職者の選択肢を狭めてはならない」と、企業に求人の申し込みを呼び掛けている。

 5月の新規求人は前年同月比54・5%減となった一方、新規求職者は緊急事態宣言の解除によって増加傾向にあり、有効求人倍率は引き続き低水準で推移する見込み。

 事業主都合で解雇される求職者も増えていることから、再就職の機会を広げるためにも―と、求人の総量確保に向けての徹底した取り組みを進めることになった。

 ローラー作戦の実働部隊は、事業所サービス部門の職員3人。過去に求人を出した実績のある全ての企業に電話連絡を入れ、求人申込書を提出するよう依頼している。

 電話による攻めの姿勢が求人の掘り起こしにつながるケースは少なくない。「郵送で依頼しても開封しない事業所にも確実に伝わり、求人の期限切れに気付いたり、職安に足を運ばなくても申し込めることが分かり、依頼に結び付く場合もある」(池上所長)という。

 市町村や商工団体の広報誌を通じて、企業に求人の申し込みを依頼するなど、できることは全て実践する考えだ。

 ローラー作戦の効果も少なからずあり、6月の有効求人倍率は5月を0・03ポイント上回り、製造業の新規求人も増加。5月は前年比67・3%減だったが、6月は同10・3%減にまで回復した。

 池上所長は「目的は倍率を上げることでなく、あくまで総量の確保。努力しても集まりにくい業種はあるが、タイミングよく確保につながるケースもある」と話し、引き続き積極的な動きを続ける考えだ。

 問い合わせは同職安(電話0265・24・8609)へ。

◎写真説明:企業に連絡を入れる職員

  

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