望むアリーナ像は 飯伊体協が会合 候補地意見「リニア駅前」など

社会

[ 2018年 3月 2日 金曜日 15時26分 ]

大型複合アリーナを考える体育協会の会員ら

 飯田市と下伊那郡の両体育協会は1日夜、飯田下伊那地域への大型複合アリーナ(体育館)の実現に向けた会合と学習会を市役所で開いた。会員ら約60人が参加。南信州広域連合の高田修事務局長の状況報告に続き、プロバスケットボールチーム「信州ブレイブウォリアーズ」の運営会社の片貝雅彦社長が今後のアリーナ像を講演した。

 市を通じて広域連合に情報提供する候補地についても意見を交わし、会員からは同市上郷飯沼のリニア県内駅周辺や西側上段にあたる同市上郷黒田の「大明神」などが挙がった。

 両体育協会は昨年12月、2027年に予定のリニア中央新幹線や長野国体にも絡め、アリーナの実現を求める住民署名約2万5000通を広域連合に提出。広域連合はコンベンションセンターと合わせた候補地情報を今月末まで、各市町村から募る。市は各地区や体協などにも情報の提供を呼び掛けた。

 学習会で広域連合の高田事務局長は、寄せられた候補地情報を整理した上で、具体的な進め方を提案する流れを示し「どんな施設を造るかなどの検討はこれから。財源や建設後の運営など課題は多いが、2027年に向けて体育協会の皆さんとも一体となって取り組む」と話した。

 片貝社長はスポーツビジネスの潮流も交え、国内外で注目されるアリーナの事例を紹介。交流人口や経済効果の拡大に向けた二大要素に「多目的」と「良好なアクセス」を挙げ「飯田はリニアという他の地域にはない大チャンスが訪れる」と強調した。

 整備検討の手順や主体に関しては「立地選定を一早くすることで、宿泊など関連施設や交通網の整備も進む」「検討段階から民間のアイデアを取り入れるのもいい」などと助言した。

 市体協の榊山俊彦代表理事は「広域連合の検討は今後に本格化しようが、地域で方向性を共有し、議論を盛り上げていくことが大切。検討機関の立ち上げも求められるのでは」と話した。

  

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