松尾地区で内水排除訓練

社会

[ 2012年 5月 19日 土曜日 15時59分 ]

 飯田市は19日、天竜川と合流する祝井沢川(同市松尾清水)と金色洞沢川(同市毛賀)で、地元の関係者らと連携した排水ポンプ訓練を繰り広げた。国の天竜川上流河川事務所と県飯田建設事務所も合同で行った。

 市は天竜川の増水による逆流を防ぐため、支流にあたる両河川にひ門(水門)を設置している。閉鎖時に支流にたまる内水を排除するため、松尾浄化管理センター内の「水神水防倉庫」に排水ポンプ車や排水設備などを配備。非常時に備え、年3回、操作訓練を行っている。

 今回の訓練には、非常時の排水ポンプ操作を担う市職員や地元の竜水開発組合、地元の協力建設業者5社の関係者らを中心に約100人が参加。市の所有のほか、国と県機関のポンプ車両や設備も活用し、2河川それぞれで実施した。

 このうち、水防倉庫横の祝井沢川では、市建設部職員の指導の下、ポンプの組み立て作業を開始。実際に水門を閉鎖した上で、ポンプの投入、起動、排水、撤収まで一連の作業を行い、注意点などを確かめた。

 開会式で佐藤健副市長は「近年、ゲリラ豪雨が増えているが、災害はいつどこで起こるか分からない。しっかりと訓練で手順を確認し、いざという時に備えてほしい」と訓示。松尾地区まちづくり委員会の宮下吉彰会長は06年7月の豪雨を踏まえ「ことしの気候は当時に似ているという話もある。災害がないことを願うも、気を引き締めることが大切」と呼び掛けていた。

 市は水神水防倉庫内に排水ポンプ車2台と排水ポンプ設備1台を配備。昨年8月には、旧型と比べて搭載ポンプが軽量で小型なポンプ車1台を更新している。

  

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