法大生が南信濃で獣害対策探る

社会

[ 2011年 8月 27日 土曜日 13時49分 ]

 昨年から飯田市の南信濃地区などで野生鳥獣による中山間地の農業被害について調べている法政大学経済学部の学生ら19人が、23日から同地区で現地調査を行っている。26日には飯田市を訪問し、実態を踏まえた対策案などを提案。行政や住民の意見を聞き、年度末に最終提言をまとめる。

 来飯しているのは、西沢栄一郎教授(環境政策論)とゼミに所属している学生。26日まで3泊4日の期間で南信濃八重河内の民宿島畑に滞在し、同地区の集落をめぐって環境調査や被害対策の現場を学んでいる。

 25日には、2年生の学生ら3人のグループが養蜂業を営む大屋敷藤さんに同行。押出地区の施設でクマから養蜂箱を守る電気柵の修繕作業などに従事した。

 大屋敷さんから獣害の状況を聞き、電気柵を維持することの困難さなどを聞き、ワイヤーの緊張度を保つために杭を打ち直し、ろう電の原因となる下草を刈る作業を続けた。

 学生は「この地域では高齢化や担い手不足が深刻で、獣害から守るよりも前に集落を維持することが課題だと知った。新たな問題に直面したが、しっかり考えていきたい」と話した。

 大屋敷さんは「南信濃で調査してくれることは大変ありがたい。しっかりした提言をまとめ、地域のためにつなげてほしい」と期待を寄せていた。

  

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