清内路で少子化問題を考える集い

社会

[ 2012年 9月 19日 水曜日 9時53分 ]

 阿智村清内路公民館は17日、少子化問題を考える集いを下清内路の同館で開いた。36人が集まり、地区の人口が10年で154人減少するなど、待ったなしの状態になっている子どもの問題、他地域の取り組みを把握した上で、保育園と小学校の存続、複式学級の是非、子育て環境の向上などについてグループ討議した。

 人口減少は0―19歳が55%減と顕著で、30代はU・Iターンが多いものの未婚者が多く、園児数が8人の保育園は現状のまま推移した場合、来年度は3人まで減少する。

 小学校は県の加配2人と村の加配1人で複式学級を回避しているが、来年度以降も複式としないためには村費加配を増やしていく必要があるが、そのことが統合問題に拍車をかけることになるという懸念もある。

 ただ、来年度は現1年生(2人)か来入児(6人)があと1人増えると、村の加配が現状と同じ1人で対応できる。村教育委員会は来年度、学校運営について一定の方向性を出す方針だ。

 グループによる話し合いで、小学生の保護者は「複式学級になった場合、多様な意見が出ない環境の中で6年間学ぶ不安があるが、それでも小学校は存続してほしい。せめて1学年5人以上とするには具体策が必要。これからは人任せにせず、継続的な話し合いを持ちたい」と話した。

 年輩者中心のグループは「他地区の人から『廃校になってから、初めて小学校の必要性が分かった』と聞いた。小さくても誇りを失わず、地道に住宅や結婚問題に対処しながら1学年5、6人にしたい」と述べた。

 若者やIターン者を中心にしたグループからは、若い世代による子育て支援団体をつくり、各自の特技や高齢者から学んだことを教える時間を設け、清内路の新たな特徴とする提案や、複式学級のマイナス面を補うため方法を示した。

 このほか、結婚と同時に転出する理由、Iターンした理由などをアンケートにまとめたり、「遠い」といったマイナスイメージの是正、転出者への少子化問題の発信などの具体策も提案された。

  

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