環境モデル都市のシンボル「メガソーラーいいだ」稼動

社会

[ 2011年 1月 29日 土曜日 14時58分 ]

 飯田市と中部電力が同市川路城山の市所有地(1万8000平方メートル)に共同で建設した「メガソーラーいいだ」が28日、運転を開始した。出力1000キロワット(1メガワット)の大規模太陽光発電所で、年間の想定発電量は一般家庭300世帯分の100万キロワット。運転開始式で牧野光朗飯田市長は「環境モデル都市のシンボル施設だ」とし、低炭素化社会の実現を目指す象徴として期待を寄せた。

 環境モデル都市の指定を受け、市が中電に建設を打診。昨年2月に両者が共同建設に関する協定書を締結した。

 天竜川の治水事業で土を取り出した所有地を市が無償で貸与し、中電が施設を建設。運転、維持管理を中電が受け持つ。

 現地で開いた運転開所式には、両者や施工業者から約30人が出席。牧野市長と小川正樹中電長野支店長が発電開始のスイッチを押すと、4704枚のソーラーパネルが一斉に発電を開始し、発電量を示すモニターが822キロワットの数値を表示した。

 安全運用を誓った小川支店長は「環境モデル都市の飯田市の市民のみなさんにとって身近な施設となるよう、市と一緒に進めていきたい」とあいさつ。牧野市長は「ソーラーパネルが電気を生み出し、飯田市民がそれを使う、まさにエネルギーの域産域消が実現した」と歓迎した。

 電気工事は中津川製作所飯田工場内(同市松尾代田)に年間生産能力600メガワットの太陽電池セル工場を建設し、効率的な太陽光発電システムの普及に取り組む三菱電機が受注し、土木工事はチーム・マイナス6%に参加し、環境保全活動を進める吉川建設が請け負った。

 市は2009年1月に内閣府の環境モデル都市に選定され、行動計画を策定して低炭素化社会の実現に向けた取り組みを進めている。メガソーラーいいだの稼動により、二酸化炭素の排出量を年間400トン削減できるという。

 2020年までに1万5000―2万キロワットのメガソーラー発電を目指す中電は、飯田市に続き、今秋にも愛知県武豊町に設置する初の事業用発電プラント「メガソーラーたけとよ」(出力7・5メガワット)の運用を開始する。静岡県清水区でも8メガワットの建設を予定している。

  

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