県が自殺予防の街頭啓発

社会

[ 2015年 6月 15日 月曜日 13時28分 ]

 県は12日、自殺予防の街頭啓発を県内10地域で一斉に実施した。全国的には自殺者数は減少傾向にあり、長野県の自殺者数も5年間減少し2011年には500人を切った。

 しかし、警察庁の速報によると昨年は自殺者数が前年比9・3%も増加し、全国で最も増加率が高くなった。このため、自殺者数が多い傾向にある6月に県下一斉の街頭啓発を実施した。

 飯田保健福祉事務所では、健康づくり支援課の保健師ら職員5人が同日夕方、上郷飯沼のイオン飯田店で買物客に啓発物品のポケットティッシュ500個を配布。自殺や精神疾患に対する偏見をなくし、命の大切さや自殺の兆候、周囲の対応方法などについて理解を呼び掛けた。

 飯伊管内の自殺者数は年により変動があるが、大幅な増加はなく40人前後で推移している。

 同事務所では「自殺を考えている人は、悩みを抱えながらも救いを求めている。家族や仲間が変化に気づいて声を掛け、本人の気持ちを尊重し耳を傾け、早めに専門家に相談するよう促し、温かく寄り添いながらじっくりと見守ってほしい」としている。

 また、失業や倒産、多重債務、家庭問題などについて、弁護士が相談に応じ、併せて保健師による健康相談を行う無料の「くらしと健康の相談会」を18、25の両日午前10時から正午まで同事務所で実施する。事前の予約(電話0265・53・0444)が必要。9月、12月、3月にも行う予定。

  

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