県が自殺予防を街頭啓発

社会

[ 2014年 9月 12日 金曜日 9時11分 ]

 9月10日~16日は「自殺予防週間」。県飯田保健福祉事務所は期間中、飯田合同庁舎正面玄関ホールに自殺の現状やうつ予防、自殺予防ゲートキーパーなどの情報をパネルで展示している。10日には飯田市鼎名古熊の綿半ホームエイドアップルロード店で街頭啓発キャンペーンを行い、自殺や精神疾患についての正しい知識といのちの大切さを訴えた。

 自殺者統計によると、全国の年間自殺者数は、1998年から連続して3万人を超え続け、長野県でも同年から500人を超え続けている状況だった。警察庁のまとめでは、2012年は2万7858人と15年ぶりに3万人を切った。長野県の自殺者数もここ数年減少傾向にあり、11年には493人と500人を切った。12年も447人に減っている。

 飯伊管内の自殺者数は年により変動があるが、大幅な増加はなく推移しており、12年は28人に減少している。ただ、自殺率(人口10万対)は県や全国を上回った年も多くあり、11年は管内27・3人、県23・3人、全国22・9人だった。

 飯田保健福祉事務所では「自殺は突然起きるのではなく、本人は長い苦悩の経過があり、生と死の間で心が激しく揺れている。絶望しきって死んでしまいたいという気持ちばかりではなく、同時に生きたいという気持ちも強く持っている」と指摘。

 「何らかのサインが出されていることが多いので、周囲の方たちで気づいた場合は、声を掛け、本人の気持ちを尊重して耳を傾けてほしい。早めに専門家に相談するよう促し、温かく寄り添いながら見守っていただきたい」としている。

 法律相談が必要な人、身体や心の病気についての悩みがある人は、9月の毎週木曜日の午前10時から正午まで同事務所で「くらしと健康の相談会」を開催しているので、事前に予約(電話0265・53・0444)して利用をするよう呼び掛けている。

 「いのちの電話」(毎日11時から22時、026・223・4343、0263・29・1414)、「こころの健康相談統一ダイヤル」(月から金曜の9時半から16時(0570・064556)による電話相談も利用できる。

  

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