県環境部は19、20の両日にかけて、県内10施設で雨どいの排出口や側溝、草地の放射線量測定を行った。このうち、飯田市追手町の県飯田合同庁舎では20日昼ごろに計測。結果は0・06―0・10マイクロシーベルトで、定期的に測定している同庁舎の屋上と地上1メートルの値と、ほぼ変わりはなかった。
今月に軽井沢町の教育施設の雨どい排水口などで、毎時1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定されたことを受けて実施。県環境部水大気環境課の職員らが、県有施設10カ所を回り▽雨どいの排出口か雨水浸透ます▽側溝▽草地・花壇―の地表面と地上1メートルでそれぞれ5回測定し、平均値を出した。
飯田合庁では、毎月の測定箇所に加えて、庁舎北側の駐輪場脇の側溝、南側の集水ますと草地で計測。結果は0・06~0・10マイクロシーベルトで「問題がない数値」(担当職員)だった。
19日に測定した主に東北信の5施設も0・04~0・13マイクロシーベルトで、除染の検討を要するような高い数値は計測されていない。測定結果は県のホームページで見られる。