県選管が阿南高生に選挙出前授業

社会

[ 2015年 12月 1日 火曜日 9時13分 ]

 公職選挙法で来年夏に選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを受け、県選挙管理委員会は30日、阿南高校3年生85人を対象に選挙出前授業を実施した。飯田下伊那地域の高校では初めてで、来夏には有権者となる生徒たちは、授業や模擬投票を通じて選挙の仕組みや投票参加の意義について理解を深めた。

 来年6月19日施行の改正公選法で、同7月の投開票が想定される参院選が施行後初めて適用される予定の中、政治選挙に関心を持ってもらい、投票の仕方を学んでもらおうと各地で出前授業を開いている。

 飯伊では27日に実施した飯田養護学校に続く2校目で、高校では初めて。12月4日には同校2年生向けにも開く。飯田市や下條、売木、天龍の4市村長の選挙が、来年18歳以上で行われる可能性もあり、PR活動を強めていく方針だ。

 この日は県選管で県企画振興部市町村課選挙係の主査が、スライドを使いながら選挙の仕組みや投票率の現状、選挙運動などについて説明。「他人任せにするのではなく、自分の意思を示した上で、その決定に積極的に関わる機会を持ってもらいたい」と呼び掛けた。

 模擬投票は、信大教育学部大学院生3人が仮想県知事選の候補者となり、政見放送でマニフェストを主張。引き続き、生徒たちは事前に配られた投票入場券で体育館内に設けられた投票所に入り、指示する候補者名を記入して投票箱に投函した。名簿照合係や用紙交付係、投票管理者、開票なども生徒たちが担った。

 男子生徒の一人(17)は「社会に貢献できる一歩と捉え、よく理解して考えた上で1票を投じたい」と語った。下伊那地方事務所の地域政策課長は「投票するという大事な意味を学んでもらいたい」と話した。

  

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