2010年分所得税の確定申告の受け付けが16日、全国の税務署で一斉に始まった。自書申告の窓口のほか、インターネットを使ったe―Tax(国税電子申告・納税システム)のコーナーを設けた飯田税務署では、牧野光朗飯田市長が電子申告をPRし、納期内納入を呼び掛けた。受け付けは3月15日まで。
これまでも電子申告をしてきた牧野市長は、手馴れた様子でパソコンを操作し、5分程で完了。「e―Taxは本当にお手軽。今なら5000円の控除が受けられるので、市民のみなさんも一度チャレンジしてみて」とアピールし、「税金は自分たちの地域をつくる大切なお金。申告を通じて税に対する意識も深めて」と呼び掛けていた。
e―Taxは、インターネットにつながるパソコンがあれば、自宅からでも国税に関する申告や納税、申請・届出などの手続きができるシステム。利用するには事前登録が必要で、登録には住基カードと、カードを読み取る専用機器が必要だが、本人の電子署名と電子証明書を併せて送信した場合、最大5000円(1回限り)の税額が控除される。控除は今年度が最終年となる。
同税務署はことしも庁舎内に18台のパソコンを並べてe―Taxなどの使用方法を説明している。
確定申告の受け付けは3月15日まで。飯田税務署ではe―Taxのほか、従来の自書申告も受け付けている。
e―Taxの詳細はHP http//www.e-tax.nta.go.jp)にも掲載されている。問い合わせは同署(電話0265・22・1167)へ。