結いターンお盆特別相談会

社会

[ 2011年 8月 14日 日曜日 10時10分 ]

 飯田市の「結い(UI)ターン夏のキャンペーン」の一環として、お盆特別相談会が13、14の両日、市役所3階の結いターンキャリアデザイン室で開かれている。12日は就職活動支援セミナーが開かれ、学生の男女2人が個人模擬面接を受けた。東日本大震災と原発事故のあと、初めて実施する同キャンペーン。南相馬市からの避難者を積極的に受け入れ、今も約60人が暮らす南信州地域へのUIターン希望者の増加が期待されている。

 結いターンキャンペーンは2006年度から夏と冬に実施しており、昨年度まで5年間で309人(うちUターン131人、Iターン178人)の実績があった。同キャリアデザイン室が実施した「UIターン実績者アンケート」の結果によると、UIターンの動機は「親が年をとってきたので、近くに住みたかった。将来的には田舎に住みたいと考えていたので、再就職できるうちにUターンしようと思った」(東京都から羽場へUターンした30代のサービス業の女性)、「ワーキングホリデーがきっかけで飯田の人と結婚した」(埼玉県から龍江へIターンした20代の農業の女性)、「信州に住みたかったことと、出身地に近く、雪も少ないから」(大阪から橋北へIターンした30代の運輸業の男性)など人様々。

 実際にUIターンした感想は「生活が楽。自然が豊かで良い。親の近くにいられて安心」「毎日自然が豊かな所で暮らせる。ワーキングホリデーで関わっていたので心配はない」「仕事と生活のバランス(ワークライフバランス)が良くなった」とそれなりに満足している様子がうかがえる。

 一方で不満も口にする。「Uターンして仕事が以前に比べると楽しくない。収入が少なくなった。水道光熱費は都会よりむしろ高い」「ごみ出しの時間が早い。都市圏に比べると核家族向けの子育て支援が少ない」「伝統を大事にしているところは素晴らしいが、新しいことに取り組む動きが少ない」「新しいもの・こと・人を受け入れない空気がある」「プライベートに踏み込んでくる人が多い」「映画、文化センター、買い物など、特に文化的な面が大変不便に感じる」「若い人が少なく、刺激がない」などを挙げる。

 16年後にはリニア中央新幹線が開業し、当地域に長野県の中間駅ができる計画もある。これからの将来を担う人材確保は「小さな世界都市」「多機能高付加価値都市圏」をめざす当地域のリニア将来ビジョン実現の前提となる。3・11で安心安全な生活と再生可能エネルギーの重要性が見直される中で、牧野光朗市長が就任以来、地域の最重要課題に掲げてきた「人材サイクル構築」の必要性はますます高まっている。

 14日のお盆特別相談会は、午前10時から正午まで同キャリアデザイン室で受け付け、UIターンに関する相談や就職情報の提供を行う。問い合わせは、同デザイン室(電話22・4511内線3512)へ。

  

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