自殺対策の推進促すキャラバン

社会

[ 2018年 9月 15日 土曜日 13時24分 ]

知事メッセージを首長に伝達

 市町村自殺対策計画策定とその推進を促す県のキャラバンが14日、飯田市内であり、県側が14市町村の首長に「住民のいのちを支える対策に取り組んでほしい」とする阿部守一知事のメッセージを伝達した。

 県健康福祉部が飯田市追手町の県飯田合同庁舎で首長向けと実務担当者向けの意見交換会を開いた。

 首長向けでは知事メッセージの伝達に続き、同部が県内や飯伊の自殺の現状を報告した。

 40~50代の自殺者が多い全県に対し、飯伊は60代の男性と80歳以上の女性が多い傾向。未成年者の自殺者は2009年からの8年間に8人いて、人口当たりでは「やや高い傾向にある」と指摘した。

 県側は、庁内外機関との関係の再構築や強化、生き心地の良い地域づくりの側面からも、市町村による対策計画策定の意義があると強調。「行政トップのリーダーシップの下、全庁的に取り組みを進めることが不可欠」とした。

 首長からは、自殺の背景にある社会問題の解決に向けた動きの必要性を訴える声や、県内実態のより具体的な把握を求める意見が聞かれた。

 民間も含めた独居高齢者の施設や、子育て支援活動への積極的な支援を求める声もあった。

 飯田保健所の松岡裕之所長は冒頭あいさつで、第3次長野県自殺対策推進計画で掲げる「2022年までに自殺死亡率を(過去最低の)13・6人以下にする」との目標を示し、「横断的な推進態勢が必要」と呼び掛けた。

 県によると16年の県内の自殺者は368人で、人口10万人当たりを指す同率は17・2%。飯伊は10人で24・0%だった。

  

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