連合系の第81回飯伊地区メーデー開く

社会

[ 2010年 4月 30日 金曜日 8時29分 ]

 連合系の第81回飯伊地区メーデーが29日、飯田市小伝馬町の飯田風越公園で開かれた。明け方からの雨が残る中、64の労働組合から家族を含む約2000人(主催者発表)が参加し、集会やデモ行進などを通じて連帯を強化。不況の長期化に伴う将来不安を踏まえ「社会全体の価値観の転換」「ゆとりや希望ある社会の実現」などを訴えた。

 連合長野飯田地域協議会(中島修司議長)を中心とする実行委員会(実行委員長・中島議長)が主催。構成各単組の要望を踏まえ、3年前からは開催日をメーデー本日となる「5月1日」ではなく、ゴールデンウイークの初日にしている。

 メーンスローガンは「働く者の連帯で『ゆとり・豊かさ・公正な社会』を実現し、自由で平和な世界をつくろう」。サブスローガンに、労働者の使い捨ての阻止、参院選勝利による政権基盤の安定化、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現、暮らしの安心ネットワークの充実などを掲げた。

 中島実行委員長は「パラダイムシフト、転換期を迎えている。人間の尊厳を取り戻し、働く仕組みを作り変えねばならない」と指摘。経済情勢の不透明感を伝えつつ、労働運動の歴史や重要性を強調し「厳しい中にも助け合いの原点に立ち帰り、笑顔で安心な生活、希望の持てる地域、平和な社会を作る源になってほしい」と参加者らに呼び掛けた。

 採択したメーデー宣言では「格差の拡大や貧困問題が顕著になるなど、社会が底割れした状況に陥り、多くの国民が生活や将来への不安感を抱えている」との現状認識を提示。社会全体の価値観の転換、安心や安全のためのセーフティーネットの構築、労働を中心とする福祉型社会や自由で平和な世界の実現などを誓った。

 式典終了後はプラカードコンテスト、同市銀座商店街や構成労組の協賛による宝投げなどを開催。続くデモ行進は風越公園から同市銀座・知久町交差点まで行い「ゆとりある社会を実現させようー」「労働中心の福祉型社会をつくるぞー」「社会の底割れに歯止めをかけようー」などのシュプレヒコールを繰り広げた。

  

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