連合長野飯田地協が春闘決起集会

社会

[ 2012年 3月 7日 水曜日 9時03分 ]

 連合長野飯田地域協議会(中島修司議長)は5日夜、2012年春季生活闘争決起集会を飯田市上郷別府の飯伊地域地場産業振興センターで開いた。構成単組の代表ら約100人が参加。震災復興や非正規を含む全労働者の処遇改善などの要求実現を目指し「団結ガンバロー」で気勢を上げた。

 連合長野は今季の春闘で、賃金カーブ(定期昇給)の維持と年収の1%引き上げを要求。賃金カーブの算定が困難な場合は、賃金カーブ維持分4500円に賃金改善分2500円を加えることを目安に適正配分を求める方針を示す。一方、経団連などは「定期昇給の凍結」も示唆するなど、労使間の交渉難航が予想される。

 中島議長は冒頭あいさつで「単なる賃上げ活動だけではなく、社会全体をバックアップし、働き世代、生活弱者を支える闘い」と強調。「労使がけんかをするのでなく、コミュニケーションを深める中で問題解決を図ってほしい」と求めた上で「働くことを軸とする安心社会を実現させる契機としよう」と呼び掛けた。

 集会では、すべての組合が取り組む課題として①賃金制度の確立・整備と賃金カーブ維持分の明示・確保②非正規を含むすべての労働者を対象とした処遇改善③企業内最低賃金協定の締結拡大と水準の引き上げ④産業実態を踏まえた総実労働時間の短縮、時間外・休日労働の割増率の引き上げ―を確認した。

 集会アピールでは「早期にデフレと経済縮小の悪循環を断ち切り、日本経済を自立的成長路線に回帰させねばならない」と指摘。生活の維持改善に向け力を結集し、最後まで闘い抜くことを宣言した。

 集会では、長野経済研究所の小澤吉則調査部長が最近の経済情勢について講演した。経済浮揚に向けた要点として▽高付加価値分野(開発・素材・サービス・ニッチ分野)への注力▽健康・医療・環境・エネルギー、次世代交通分野への転換▽中小企業の「連携」による生き残り―を挙げ「困った時こそ社の強みを探り磨いてほしい」と促した。

 東日本大震災の復興支援企画として、被災地の物産品の販売もあった。売上金は募金とともに被災地に送る。

  

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