飯伊地区産業安全大会開く

社会

[ 2010年 6月 11日 金曜日 14時30分 ]

 7月1日から始まる全国安全週間を前に、飯伊地区産業安全大会が9日、飯田市上郷別府の地場産業センターで開かれた。飯伊の事業主や安全担当者など215人が参加し、「危険ゼロの安全職場の実現」を目指すことを誓い合った。

 「人命尊重」を基本理念に、産業界における自主的な労働災害防止活動の推進と、一般の安全意識高揚などを目的に実施される全国安全週間。83回目を迎えることしは「みんなで進めようリスクアセスメント めざそう職場の安全・安心」をスローガンに、各事業所などが活動を展開する。

 2009年度飯伊地区の労働災害発生状況をみると、死亡者数は08年度と同じく1人(建設業)。死傷者数(休業4日以上)は128人で、前年度より46人減少した。飯田労働基準協会などでは、この大幅な減少を、世界的な不況による一時帰休の実施など、産業が活性しなかったことによるものとの見方も示している。

 災害状況では、墜落・転落災害や挟まれ・巻き込まれ災害といった従来型の災害をはじめ、作業方法や機械・設備・作業場所などに欠陥が認められる事例も確認。職場に存在する危険性や有害性を無くし、労働災害のない職場を目指すことが必要とした。

 こうした状況を受け大会宣言では、職業生活全般を通じた各段階における安全教育の徹底を図るとともに、労使一体となってリスクアセスメントを実施し、危険をなくし、安全を先取りしていくことを誓った。また、経営トップが安全衛生に関する方針について表明を行い、それに基づき活動に関する計画の策定・見直し・改善を図る「労働安全衛生マネジメントシステム」の導入・定着推進の重要性も再確認した。

 このほか、この日は安全表彰や特別講演会も実施。講演会ではクレーム処理研究会主宰川田茂雄さんが「『安全』と『クレーム』は小さなうちに解決せよ」とのテーマで、事例を紹介しながらクレーム対応について語った。

 受賞事業所、受賞者は次の通り。

 【飯田労働基準協会長表彰】▽優良賞=天恵製菓、エフプラス、飯田精機▽功績賞(優良ボイラー技士)=原田守彦(松島産業)、熊谷昌人(中村屋製あん)

 【中央労働災害防止協会】▽無災害記録証(金賞)=阿南自動車

  

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