飯田で合同就職面接会、厳しい雇用情勢を反映

社会

[ 2010年 10月 2日 土曜日 13時10分 ]

 来春の学卒予定者から若年層、UIターン希望者までを対象にした合同就職面接会が1日午後、飯田市育良町のシルクプラザで開かれ、100人余が面談のテーブルについた。経済低迷の影響から雇用情勢は深刻で、会場では張り詰めた空気のなか、参加者、事業所とも真剣な表情を浮かべ、向き合っていた。

 事業所と求職者の面接機会を設け、求人の充足と求職者の早期就職を促進することをねらい、飯田公共職業安定所(高野元良所長)が毎年開いている。これまでは新規学卒予定者を対象にしていたが、雇用情勢の悪化を踏まえ、若年層やU・Iターン希望者にも門戸を開放。例年より時期を早め、開催した。

 会場には昨年より3社多い、地元の42事業所が面談のテーブルを設置。人事担当者ら1―2人が対面形式で応じ、業務内容や募集職種について説明した。

 学生たちは、リクルートスーツに身を包んで参加。受け付けを済ますと、各事業所の募集要項などが記載された小冊子を参考に、気になる企業のテーブルを探して順番を待った。

 飯伊の8月の月間有効求人倍率は0・56倍。先行きへの不安から求人の手控えが続き、2年間にわたって情勢は低迷している。

 参加した学生たちも、厳しい状況を肌で感じている様子で、積極的に複数のテーブルをめぐった。

 東京の4年生大学に通う男性は「東京も古里も厳しく、いまだ就職が決まっていない。地元の経済も厳しいと聞いているが、参加企業が予想より多かったのが救い」。古里での就職を希望しているという愛知県の短大に通う女子学生は「条件までは希望できない。とにかく、就職に結び付けたい」と語った。

 職安の積極的な呼び掛けに応じた42社は、学卒者対象に前年並みとなる108人の求人を提出。製造業の担当者は、円高による先行きへの不安を口にし、「厳しい状況だが、社の将来を考えると、若い人材を投入せざるを得ない」と参加した理由を説明。面接会を人材誘導の好機と見る、ほかの製造業の担当者は「若い人材が持つ活力や新しい知識に期待している」と話していた。

  

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