飯田動物園で鳥インフル対策を強化

社会

[ 2016年 12月 14日 水曜日 15時46分 ]

003動物園

 安曇野市で今月3日、野生のコハクチョウから簡易検査で鳥インフルエンザ遺伝子が検出されたことを受け、23種類45羽の鳥類を飼育する飯田市立動物園では、緊急対策として消石灰(しょうせっかい)を飼育施設周辺に散布するなど、防疫対策を強化している。14日に発表された確定検査の結果によると、同コハクチョウから鳥インフルエンザ遺伝子は検出されなかったものの、名古屋市の東山動物園では感染が確認され休園となっており、飯田動物園でも引き続き警戒を強める。]

 消石灰は、水酸化カルシウムと呼ばれ、周辺に散布することで、ウイルスなどを死滅させたり、野鳥やネズミなどの野生生物を遠ざける効果がある。効果の持続期間などを考慮し、2週間に1回程度の頻度で散布を行うという。

 同園では、従来から正門および裏門への消毒マットの設置をはじめ、消毒液の入った踏み込み槽による飼育員の靴裏消毒などの防疫対策を実施。安曇野市の報を受け、鳥舎専用の長靴を用意した他、飼育員のマスク着用や手洗いの徹底を図った。また、鳥に異変を感じた際にはすぐに報告するよう飼育員に指導。来園者には案内板で靴裏および手指の消毒の徹底を促している。

 安曇野市のコハクチョウの確定検査結果を受け、長良健次園長(68)は「まずはほっとした」としつつも、「東山動物園の例もありまだまだ予断を許さない。今のところ鳥の異変などは確認されていないが、今後も防鳥ネットの修繕などできる限りの対策をとっていきたい」と話した。

  

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