飯田大火70年で市消防団が特別警戒

社会

[ 2017年 4月 21日 金曜日 15時29分 ]

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 飯田市の中心市街地の約8割にあたる60万平方メートルを焼失した1947(昭和22)年の飯田大火から70年の節目となった20日、市消防団(宮下和博団長)は「飯田大火70年特別警戒」を展開した。昨年12月の糸魚川大火も教訓に20年ぶりに実施。市街地に消防車16台を走らせ、放送で防火を呼び掛けた。

 団員や飯田広域消防本部の職員ら約50人が参加し、2コースに分かれて市街地を巡回。鐘を鳴らしながら防火を呼び掛ける放送を流し、住民一人一人に防火意識を高めるよう啓発した。

 出動に先立ち、東栄町の飯田消防署で出発式を開いた。訓示で佐藤健副市長は、復興シンボルのりんご並木が「ビルド・バック・ベター」(災害前より災害に強い仕組みをつくる)の象徴的事例になっているとし、「先人たちがつくってくれたまちを再び失うことがないよう、住民の防火意識を高めて」と激励した。

 宮下団長は「大火防止はもちろん、1件でも火災を減らせるよう啓発する」と決意を述べた。

 大火特別警戒は、50年の節目に行って以来20年ぶり。新潟県糸魚川市の大規模火災を踏まえて「過去の災害を教訓に防火意識を高める」目的で実施した。

 飯田大火は47年の4月20日に市街地の南側(当時の上常盤町)から出火。南風にあおられて火の手は瞬く間に広がり、橋南や橋北、東野地区を中心に4010世帯が罹災(りさい)した。

  

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