飯田市公民館が外国出身者対象に日本語教室

社会

[ 2013年 1月 24日 木曜日 9時42分 ]

 飯田市公民館は21日、外国出身者を対象にした日本語教室(全7回)の初回を鼎中平の鼎公民館で開いた。5カ国出身の8人が参加し、飲食店でのやりとりを日本語講師とボランティアスタッフから学んだ。

 買い物などの日常生活に役立つ日本語表現に加え、災害時の非難手順と救命の方法、必要な語いも覚えてもらおう―と、前期講座(昨年10―12月)に続いて開講。外国籍市民の団体や市内の日本語教室、輸入食品店などにチラシを配って受講を呼び掛けた。

 初回講座には来日2―17年目のブラジル、中国、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド出身者が参加。財団法人日本国際協力センター(JICE)の日本語講師で、飯田公共職業安定所が主催する日系人就労準備研修の指導者も務める女性ら7人から、店員と意思の疎通が図れる日本語を学んだ。

 メニューの写真を指差して注文することが多いが、「写真付きメニューがない店はちょっと心配」という受講者たちは、個々の生活を踏まえたマンツーマン指導、寸劇風の手本を通して、必須とした「○○ってなんですか」「○○はありませんか」に加え、「お勧めはどれですか」「大盛りはできますか」といった意思の伝え方も覚えた。

 後半ではかつ丼や天丼、レバニラ定食、きつねうどんといった和食メニューに使われている食材、味わいなどについても理解を深めた。

 飯田職安で日本語を勉強しているブラジル出身の主婦(36)は「店員に聞きたいことがあっても分からないので、主人や子どもに助けてもらうことが多い。きょうはとても楽しくて勉強になった」と話していた。

 市公民館の日本語教室は文化庁委託の「生活者としての外国人のための日本語教育事業」。指導者の育成も兼ねて開き、前期講座受講者の希望に沿った内容を盛り込んだ。

 市内の外国籍住民は2196人(昨年12月末現在)。

  

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