飯田市地域公共交通改善市民会議が第1回会合開く

社会

[ 2010年 9月 29日 水曜日 9時25分 ]

地域公共交通市民会議 飯田市地域公共交通改善市民会議(林邦久会長)は27日、市役所で今年度の第1回会合を開き、4月から新たに試行運行している各路線の運行状況について報告を受けた。それによると、4月から8月までの全体のバス利用者数は12万4866人で対前年比0・8%増と前年並み。乗合タクシー利用者数は新たに4路線増えたため8164人で同65・1%増えたが、バスと乗合タクシー利用者合計は13万3030人で同3・3%の増にとどまっている。

 

 1便あたりの乗車人数が増加した路線は、バスが循環線、三穂線、千代線、駒場線、阿島循環線、遠山郷線、平岡線の7路線、乗合タクシーが旧千代線、上市田線、遠山郷線、八重河内線の4路線。逆に減少した路線は、バスが大休線、久堅線、遠山郷線(上町→和田)の3路線、乗合タクシーが須沢線、上島線、下栗線、上村線、平岡線の5路線となっている。

 

 各路線の運行状況の主な特徴をみると、乗合タクシー切石線の運行稼働率は約50%前後で推移しており、平均乗車人数も2人を下回っている。市民バス三穂線は減便により1便あたりの乗車人数が4・8人から7・8人に増加したが、乗合タクシーの稼働率は66・4%で1便あたりの乗車人数は2人程度で推移している。路線バス久堅線と乗合タクシー竜東線を合計した利用者数の実績は2076人で昨年度より1755人減少しており、今年度導入された乗合タクシーの普及が課題となっている。

 

 路線バス阿島循環線は対前年比9・7%増加し、1便あたりの平均利用者数も1・7人増えている。乗降場所の見直しや停留所の増設などにより乗合タクシー上市田線は同22・8%増加し、運行回数も62回増えている。遠山郷のバス3路線のうち遠山郷線と平岡線は前年よりも利用者が増えているが、路線バス遠山郷線の上町→和田便が前年比40%と大きく落ち込んでいる。乗合タクシーは7路線のうち遠山郷線と上村線のみが前年を上回っているが、そのほかの5路線は下回っている。8月に片町医院の閉院による影響で利用者の動きが変化する可能性があり、今後の状況によっては運行の見直しを行っていく必要があるとみている。

 

 一方、4月から路線バス全線の料金を1カ月1万円、3カ月で2万8500円の上限を設定した学生定期券の販売状況は、駒場線が231人(前年度126人)飯田高校線が69人(同23人)市立病院経由駒場線が23人(同1人)阿島循環線が6人(同3人)遠山郷線が9人(同4人)三穂線が2人(同0人)の合計340人(同157人)と大幅に増えている。

 

 事務局の市企画部企画課によると、昨年度決算の運行経費は飯田市路線と広域路線負担分を合わせて1億7137万円に対し、運賃収入はほぼ半分の8526万円。運行経費と運賃収入の差額分は関係市町村が負担しているため、飯田市の負担額は8082万円となっている。財源内訳は一般財源4909万円、補助金3048万円、その他1251万円。

  

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