飯田市10組が「家族経営協定」調印

社会

[ 2015年 2月 10日 火曜日 9時57分 ]

 飯田市農業委員会や県下伊那農業改良普及センターなどは6日、農家の暮らしの充実に役立ててもらう「家族経営協定」の調印式を同市鼎東鼎のJAみなみ信州営農部で開いた。本年度は市内の農家10組22人が締結。家族が協力し、潤いや魅力ある農業経営に取り組むことを確認した。

 家族みんなでやりがいや楽しみを共有し、農業経営の充実につなげる狙い。各協定書には、労働時間や休日、給与などの労働条件のほか、家事などの役割分担や働きやすい環境づくりに向けた約束事を自由に盛り込んだ。

 市の家族経営協定は1997年に始まり、今回を含め計 1 5 1組が結んでいる。以前は9月9日の「重陽の節句」に合わせて調印式を開いていたが、農繁期のため、09年度から2月に変更している。

 調印式には、果樹や野菜、花の栽培、酪農などに取り組む農家10組のうち、9組が出席し、主催者の立会いの下、家族間の話し合いでまとめた協定書に署名、押印した。市農業委の本田武司会長は「家族みんなで農業経営について考え、話し合う機会が大切。折りに触れてないようも見直してほしい」と期待した。

 同市千栄で酪農などを手掛ける夫妻は▽夫婦でよく話し合う▽互いを尊重する▽健康管理に努める―などを協定に盛った。「農業に携わり40年。備品の購入など些細なことも互いに確認し合うことを大切にしたい」と話していた。

 各家族が協定に盛った内容は「週1日は休みを設けよう」「1年に1回は旅行に出掛けよう」など多彩。綿密な事業計画や生産・売上目標を設定する家族もあった。

  

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