飯田精密・飯田工が協力協定締結、次世代担う人材支援へ

社会

[ 2009年 11月 25日 水曜日 15時05分 ]

 飯田精密機械工業会(会員93社)と飯田工業高校は産学連携活動の推進を図る目的で24日、協力協定を締結した。飯田市上郷別府の地場産業センターで開かれた調印式では、相互の交流を深めながら、卒業後または進学後に就職する生徒がより多く管内へ就職し、地域社会の発展に貢献していくことを確認し合った。

 経済不況下における厳しい現状を打開しようと、2年前に発足した同会の経営戦略委員会が、産学連携を具体的な取り組みの柱に据え、5月、同校に連携協定を申し入れた。

 これまでも企業見学や部品提供、技術指導などで交流を深めてきた両者。来年度卒業生の半数近くとなる36人が地元製造業への就職を希望し、全員の就職が決まっているほか、うち13人は精密機械工業会員が受け入れるなどつながりは深く、協定も企業紹介の情報提供や会社見学、インターンシップの相互の積極的な取り組みを強化していく内容のほか、学校で行う実習への協力、援助や学校行事への積極的参加、生徒の研究に対する協力、学校職員と企業間の技術交流などを盛り込んだ。

 同会は、今回の連携協定をもとに有機的な交わりの場を数多く設定し、地域工業の担い手である生徒たちに「まずは理解と興味を抱いてもらいたい」とし、同会の矢崎隆司会長も「優秀な人材に地元企業を知ってもらいたい。生徒の技術力向上と同時に、企業側も開発や加工技術を強化し、新しい分野へのスキルアップにつながれば」と思いを語った。

 篠田宏校長は「実践的な専門教育ができることは極めて大きな喜び」と強調。2013年の飯田長姫高校との統合について触れ「再編計画にもある専門性の追究に大きく寄与する協定であり、技術的な支援や相談に期待し、情報を公開、共有化することで教育活動を活性化したい」と述べ、立ち会った粂原和代市産業経済部長も「地域づくりの源となる新たな1歩がスタートした」と期待を寄せた。

  

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