飯田職安が学卒求人手続き説明会、参加者減に不安感も

社会

[ 2010年 4月 23日 金曜日 15時36分 ]

 来春の新規学卒者採用をめぐる手続き説明会が20日、飯田市上郷別府の飯伊地場産業振興センターで開かれ、飯田公共職業安定所(高野元良所長)が各事業所に手続きの流れや公正採用のあり方を説明した。世界的な経済低迷に伴う雇用情勢の悪化で、ことし3月卒を対象にした求人受理数は大幅に減少。情勢改善を急務とするなか、参加事業所数が20社減り、「より一層厳しさを増す」との見方が強まっている。

 職安が毎年この時期、地元の事業所を対象に開いている。

 ことしは54社から採用担当の56人が出席し、手続きの流れや公正な選考採用のあり方、関連する制度などについて説明を受けた。

 3月卒の就職状況は、高校卒業生の就職内定率(2月末現在)が前年並の95・1%に達するなど、厳しさのなかで大幅減を食い止めてはいるものの、求人受理数(3月末現在)は19・7%減の606件、26・2%減の854人と件数、人数とも大幅に落ち込んでいる。

 卒業した教育機関別でも前年度比(人数)は高校が35・9%減、大学が29・6%減、短大が8・0%減、専門学校が17・7%減とそれぞれ減り、就職選択枠の縮小が表面化している。

 一方、この日の説明会に出席した事業所数は昨年を20件、一昨年を38件下回った。

 手続き方法を把握して参加を見合わせる企業もあるため、出席者の減が求人の減に直結するものではないが、「厳しさを増す可能性がある」との見方をする担当者も。冒頭あいさつで「今が人材確保のチャンス。組織活性化のためにも前向きな求人を」と呼び掛けた高野所長は「見通しは不透明だが、求人数の推移を見守り、ローラー作戦や積極的な求人要請の展開も検討していく」と話した。

 説明会で同職安は、中途採用の求人とは異なる人事管理や、大卒・高卒求人の切り分けなどを求めた。

  

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