2018年用年賀はがきが6日、飯田市鈴加町の飯田郵便局(千野朗局長)に搬入された。この日は、226万枚が同局に届いた後、飯田下伊那地域の主要54局へと分配された。今後も需要を見ながら順次追加分が搬入される。一般販売は11月1日から。
この日は、年賀はがきの入ったダンボール箱565箱が、大型トラックで同局発着口に届けられると、局員らが次々とトラックから運び出し、各局に割り当てた数量ごと分けていった。
同局によると、昨年は初回搬入が306万枚。昨年から約80万枚減少した理由について、井上育朋総務部長は「年賀状を送る人が減少していることもあるが、印刷から発送まで来店することなく可能な、インターネットサービスの利用者が増えていることが大きな要因」とした。
年賀はがきの種類は、インクジェット紙の無地やキャラクターデザイン、絵入りの寄付金付きなど。近年はインクジェット紙の無地が主流になっているという。また、キャラクターデザインでは、来年がいぬ年となることから、「スヌーピー」が新たに加わった。
ことし6月に郵便はがきの値上げが行われ、1枚62円となったが、年賀はがきについては「日本伝統の手紙文化を守るためにも」と、52円で据え置かれた。
このため、年賀はがきの利用期間となる12月15日~1月7日以前、以後に差し出す場合は一般はがき扱いとなり、10円分の切手を貼り足す必要がある。
水上部長は「新年にあたり、親子や友人、知人間で、元気に暮らしている様子を年賀状で伝えあってほしい。心のこもったはがきを手に取ることで、温かみが感じられるはず」と話した。