忘年会シーズンを迎え、路線バス駒場線の最終便を1時間延長する「年忘れナイトバス」の運行が始まった。3日を皮切りに12月の毎週金曜日(10、17、24日)限定で運行し、飲酒運転根絶、地元経済の活性化に結び付けたい考えだ。
南信州地域交通問題協議会(事務局・南信州広域連合)が実施主体で、飯田商工会議所、飯田警察署などが連携した地域ぐるみの取り組み。忘年会が多くなるこの時期、最終便が午後8時半の同線利用者から「もう少し遅い時間があるとうれしい」という声を受け、試験的運行に乗り出した。
今回は最終便の飯田駅前発をこれまでよりも1時間遅らせた午後9時半発を1本増便。同駅前停留所から曽山入口停留所までの区間で運行し、乗車料金は通常区間料金の2倍で1000円を上限とする。定期券持参者は通常通りで利用できる。
初回の3日、さっそく乗車した利用者は「本当にありがたい。1時間遅れるだけでだいぶ違う」と話していた。