高森のウッドエコチームが廃材代替でCO2削減を提案

社会

[ 2010年 2月 11日 木曜日 13時51分 ]

 高森町商工会内の「ウッド・エコプロジェクトチーム」は10日、木廃材を灯油に代わるエネルギーとして、町営の日帰り温泉施設「御大の館」と温泉宿泊施設「湯ケ洞」にバイオマス燃料ボイラーを導入するよう提案した。CO2の大幅削減も可能としており、熊谷元尋町長は「前向きに検討したい」と話した。

 エコプロジェクトチームは町内11の事業所らで構成。昨年2月に立ち上げ、先進地への視察などを繰り返し提案書をまとめた。

 この中で「バイオマスボイラーシステム」を提案した。町内の業者が自社焼却、または産業廃棄物としてコスト負担している木廃材を、灯油などに替わるエネルギーとして再利用する仕組み。エコプロジェクトチーム代表の今村彰吾さんは、CO2削減への効果も指摘した上で「環境を保全するシステムとして子孫にも残していくことが出来る」と強調した。

 福祉施設や小中学校といった公共施設への普及も考えており、それらに先駆け「御大の館」と、併設する「湯ケ洞」への導入を提案した。両施設では湯を沸かすための燃料として灯油を年間23万リットル使用する。プロジェクトチームの試算だと、うち90%以上を木質チップによる代替が可能とみており、燃料費も1000万円以上抑制できる。CO2の削減率は90・1%を見込む。

 両施設の北側にバイオマス専用のボイラー室を設置し、両施設に燃料を供給する計画。木質ボイラーなどの設備投資に1億円を見込むが、国の補助金を半額活用できる上、5年間で設備費を償却できる見通し。6年目から年間1000万円近く経費を削減できるという。

 湯ケ洞は92年に、御大の館は96年にオープンした。町によると、施設の老朽化が進んでおり、年度内をめどに「温泉施設検討委員会」を立ち上げて施設の改修、施設のあり方などについて検討する方針で、熊谷町長は「今回の提案を参考にしながら、施設の在り方、運営方法についてももう一度考えていきたい」と話した。

 エコプロジェクトチームは、木廃材だけでなく、将来的には果樹や園芸農家のせん定材、廃油、家庭ごみも燃料として取り入れたい―としている。

  

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