鳥獣被害対策でハイテクかかし導入

社会

[ 2017年 9月 22日 金曜日 15時42分 ]

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 赤外線センサーでサルなどを感知し自動でつぶて(土玉)を発射するハイテクかかしが、飯田市北方の三和観光農園(伊藤公平社長)に導入され、効果を発揮している。

 ハイテクかかしは、北方の三笠エンジニアリング(伊本政芳社長)が開発した「畑の番人ロボ」。同農園の伊藤さん(76)は数年前に農業新聞で開発を知り、実証試験などに協力してきた。昨年秋に完成品が誕生すると真っ先に購入した。

 3月から6月ごろにかけて3カ月間、囲い網のないブルーベリー園に設置。その後、番人ロボをリンゴ園に移したところ、ブルーベリーに鳥の被害が出るようになり、初めて被害防止の効果に気づいた。

 同農園は面積が広く、山に近いこともあり以前からサルなどの被害に遭うことが多かった。「20匹ほどの集団で来てあっという間に1、2本の木を全部食べてしまう」(伊藤さん)ほどだった。

 電気柵を設けたり、サルを発見したら追い払ったりと苦労していたが、番人ロボ設置箇所周辺では被害がなく「今年は楽をさせてもらっている」と喜んだ。

 番人ロボは、鳥追いにロケット花火を打つのを自動化できないかとの発想から、三笠エンジニアリングで開発が始まり、改良を重ねてきた。180度を旋回しながらセンサーで動物を感知し、4種類の音と超音波、LED点灯で威嚇(いかく)し、土玉のつぶてを自動発射する。資格取得者に限り、安全確認してリモコン操作で花火を発射することもできる。

 30万円以上と高額だが、小型の廉価版や鳥追い専用機などの関連商品も開発した。ハイテクかかしは全国的にも珍しくテレビなどで取り上げられることが多い。10月19日放送のNHK「所さん大変ですよ」でも紹介される予定だ。

 開発に関わってきた熊谷民雄さん(62)は「この番人ロボはサルやイノシシを目的に作ったが鳥にも効果があると聞き驚いた。つぶて発射前の自動音声による警告や動きが効いたのではないか」と話していた。

  

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