JAとファミマが北部での移動販売実施へ

社会

[ 2013年 7月 26日 金曜日 8時47分 ]

 中山間地の買い物弱者対策として、飯田市の竜東地域などで冷蔵設備を備える車両による移動販売をしているJAみなみ信州とコンビニエンスストアチェーンのファミリーマートは、8月から北部地区の松川、高森町、豊丘村でも展開することを決めた。食料品や日用品、農協が扱う野菜、果物などを移動式で販売。生活店舗がないエリアを中心に導入し、利便性向上を図る。

 常温・低温(16―20度)、チルド(3―8度)、冷凍(マイナス24度以下)を保てる冷蔵・冷凍設備を備えた軽自動車「ミニファミ号」に、弁当やおにぎりなどの食料品、調味料、日用品、野菜、果物などを載せて中山間地をめぐり、集落や各戸を訪問して販売する。

 飯田下伊那地域では昨年12月、JA天龍峡インター店=飯田市川路=がファミマ号の運用を開始。週に1―2度のペースで市内の龍江、千代、上久堅、下久堅、三穂地区をめぐっている。

 31日の上片桐店の開店にあわせ、8月中にも北部地域でも運用を開始する。月・水曜日に松川町の上片桐地区、火・金曜日に高森町、木曜日に豊丘地区を訪れる計画だ。

 現行の運行エリアでは、距離が離れた商店まで移動する足がない高齢者たちから人気を集めている。

 23日は、女性販売員が運転する販売車が上久堅地区をめぐった。各所の集合場所には数人ずつが集まり、パンなどの食料品や野菜などを購入した。

 上久堅の堂平集会所で、買い物をした客の一人は「注文をすると翌週に持って来てくれるので便利。新鮮な品ぞろえでうれしい」と話していた。

 女性販売員によると、毎週200―300人が利用しており、利用者との交流が楽しみになっているという。

 

 JAは委託店舗の一部を対象にファミリーマートのフランチャイズ店化。組合員と地域住民の利便性向上を狙い、一部店舗で移動販売事業を展開している。8月には高森店もオープンする。

  

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