JAとファミマが県内初の移動販売~買い物弱者対象に~

社会

[ 2012年 12月 22日 土曜日 13時42分 ]

 フランチャイズ契約を結んでいるJAみなみ信州(矢澤輝海組合長)とコンビニエンスストアチェーンのファミリーマート(上田準二社長)は21日、買い物弱者を対象にした軽自動車「ミニファミ号」による移動販売を始めた。三穂、上久堅、下久堅、千代、龍江、川路の6地区で営業し、個別訪問の要望にも応じる。

 JAが同地区などの組合員を対象に行った経済事業に関するアンケートでは、期待するサービスの1位に「移動購買車による買い物」が挙げられ、サービスが行われた場合は38%が「利用したい」と回答。「店舗がない中山間地の居住者にも商品を届け、ファミマ号をコミュニティーの場にしてほしい」とするファミマ側の意向とニーズが一致し、サービス開始を決めた。

 ファミマが用意した冷蔵・冷凍設備を備える軽トラックを利用し、フランチャイズのJAが運営。弁当やおにぎりなどの食料品や調味料、日用品、農協が扱う野菜、果物などを載せ、移動式で営業する。

 この日は、飯田市三穂のJA三穂事業所で販売を開始。近隣の高齢者らが足を運んだ。

 Aコープ店の閉鎖後は、下條村のスーパーで買い物をしてきたという79歳の女性は「歩いて買い物ができるのはうれしい」と話し、「すぐに食べられるから」と佃煮や揚げ物などの調理品に手を伸ばしていた。

 ファミマによると、同チェーンの移動販売は全国5例目で、県内では初めて。同JAには移動販売を手がけた経験があるものの、車両が大きく、狭あいな道路に入り込めない課題があった。

 ファミマ号は機動性に優れた軽自動車のため、同JAは「狭い道でも入って行けるので、個別訪問の要望にもしっかり応じていきたい」としている。

 今後は6地区で、月―金曜日の午前10時―午後8時のうちの7時間にわたり営業をする予定だという。

  

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