飯田市が低炭素都市推進国際会議で環境モデル都市の取り組み発表

社会

[ 2009年 10月 7日 水曜日 8時13分 ]

 飯田市は5日、横浜市のパシフィコ横浜で開催された「低炭素都市推進国際会議2009」で、1月に選定された環境モデル都市の取り組みを発表し、他の環境モデル都市とともに国内外に情報発信をした。温室効果ガスの大幅削減など高い目標を掲げて先駆的な取り組みにチャレンジする環境モデル都市に政府が選定した全国13都市の取り組みの全国展開や、世界への情報発信などを目的に、昨年12月に設立された低炭素都市推進協議会(構成147団体)が主催した。
 
 国内外の環境都市とともに、未来のまちづくりを考える国際会議には、協議会を構成する市区町村や都道府県、関係省庁、関係団体などのほか、12月にポスト京都議定書の枠組みを決める国連の気候変動枠組条約会議COP15の開催都市コペンハーゲン市や欧州連合、フランスなど海外からも合わせて1000人余が参加。
 
 午前の部では、2つの分科会ごとにパネルディスカッションを行い、日本の環境モデル都市が抱える課題などについて、海外都市の経験をもとに議論した。飯田市は沢柳孝彦水道環境部長が、温室効果ガスを家庭部門で2030年に05年対比40~50%削減、50年に同70%削減を目標に、「おひさま」と「もり」が育む低炭素で活力あふれる環境モデル都市をつくるため、タウンエコエネルギーシステムの構築に取り組む構想を説明した。
 
 午後は全体会議を開き、基調講演に続いて、京都市、千代田区、飯田市、豊田市がそれぞれの取り組みを発表。飯田市は牧野光朗市長が、防犯灯のLED化を実施するにあたり、地元の共同受発注グループに依頼して2種類の製品開発に成功した取り組みや、CO2排出量の少ない乗り物への転換を進めるため、今月26日から開始する自転車市民共同利用システム推進事業による「自転車のまちづくり」の取り組みなどを発表した。
 
 市地球温暖化対策課によると、メーンホールの入口で行われたブース展に、飯田市はLED防犯灯とマウンテンバイクを出展したほか、カーボンオフセットによる都市との交流に取り組む「千代の山を守る会」が焼いた炭を置いて配った。飯田市の発表の後、休憩時間に参加者が飯田市のブースに殺到し、500部用意したパンフレットと50袋用意した炭がなくなる反響を呼んだ。
 
 飯田市に対する関心の高さは海外からも示され、その後のパネルディスカッションでフランスのエコロジー省のパネリストが「飯田市は市民を巻き込んでいる」と市民参加の取り組みに興味を示したという。

  

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