全国のウオーキング愛好者が集い南信州を歩く「第28回飯田やまびこマーチ」(飯田市など主催)が26日、飯田中央公園を主会場に開幕した。27日までの2日間、子どもから大人まで約4000人が、飯田の自然を楽しみながら歩く。
日本マーチングリーグ加盟大会の一つで、全国のウオーカーに親しまれている。また市の「歩くまちづくり」のシンボル事業として、市民の日常生活におけるウオーキングの普及・定着を図る機会としており、子どもたちの歩く機会を増やそうと、小学生未満とその保護者を対象とした短距離の歩育コース(3キロ)を今回新設した。
初日の26日は快晴に恵まれ、さわやかな春の青空が広がった。主会場に集まった参加者は、暖かな日差しを受けながら出発の時を待った。
神戸市から訪れた男性(76)は3回目の参加。「歩くのが好き。今日は20キロ、明日は30キロを歩く。飯田は自然がいい。りんご並木の花や南アルプスを見ながら楽しんでいる」と話していた。
この日は40、20、10キロと舟下り、大平、風越、PTAコースの出発式が行われた。実行委員長の伊澤宏爾市教育長は「それぞれ特徴のあるコースで、途中では市民の皆さんがおもてなしを用意している。楽しんで、頑張って歩きましょう」と呼び掛けた。
同日午後には昨年に続いて、2本のポールを使って歩く「ノルディック・ウオーク」の講習会やミニコンサートが主会場で行われた。