レスリング選手にハンガー贈呈 天龍中が五輪応援プロジェクトで

スポーツ

[ 2018年 10月 15日 月曜日 15時05分 ]

吉田沙保里さん(右)らにハンガーを手渡す天龍中の生徒たち

 2020年東京五輪・パラリンピックの選手に村産のスギやヒノキを使った手作りハンガーを贈ろうと展開中の天龍中学校の全校生徒13人が13日、至学館大学(愛知県大府市)を訪れ、多くのメダリストを輩出している女子レスリング部の選手らにハンガー70本を贈呈した。五輪で3連覇を果たし、同部コーチの吉田沙保里さんをはじめ、日本を代表する選手ら相手に練習も体験し、交流を深めた。

 生徒たちは、村が東京五輪・パラリンピックの選手村ビレッジプラザの建築に村産のヒノキが使われることを知り、「自分たちにも何かできないか」と村産材ハンガー製作に着手。開催年にちなんで2020本を目標に、地域も巻き込んで取り組んでいる。

 永嶺誠一村長は生徒たちの夢をかなえようと贈呈先探しに積極的で、これに同大が応じた。

 レスリング部の練習場には部員らをはじめ、2016年のリオデジャネイロ五輪金メダリストや、20日からブダペストで開催される世界選手権に出場する川井梨紗子選手や登坂絵莉選手ら約20人がずらり。生徒たちは思いを込めて作ったハンガーを手渡すと、ロープ登りを体験したり、実際に選手とタックルもしてレスリングを体験。目の前で繰り広げられる激しい練習にも熱い視線を注いだ。

 2年の中島茉緒さん(15)は「夢が一つかない、目標達成に向けてやる気が出た。来年からしっかり引き継ぎたい」と語り、川井さんは「木の良い香りがした。天龍村を知るきっかけにもなった」、吉田さんは「レスリングに触れ、スポーツに興味を抱いてくれれば」と期待した。

 谷岡郁子学長は「頑張れば道が開けることを実感してほしい」とし、受け取ったハンガーの一部を選手を通じて世界選手権に持参することを約束。「国内外の選手らに手渡し、写真を送って証明したい」と述べたほか、「レスリングの選手がメダルを獲得したら、天龍村に見せにいきたい」と語り、生徒を喜ばせた。

  

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