下伊那西部のスキー場が、16日の治部坂高原(阿智村浪合)を皮切りに冬営業を始め、県内外から訪れたスキーヤー、スノーボーダーが初滑りを楽しんでいる。
冬型の気圧配置が強まり、寒い一日となった16日、治部坂高原スキー場周辺は朝から雪模様。中京圏や浜松方面、地元などから多くの若者や中高年が集まり、雪の感触を確かめるようにして滑っていた。
飯田市から仲間と訪れた男性は、この日が初滑り。「滑りに行くのは木祖村のやぶはら高原がメーンだけど地元もよく来る。近くて道に雪がなく、温泉に入れるのがいい」と話していた。
この日はリフトを無料としたほか、豚汁も振舞った治部坂観光の伊藤義寛社長は「今晩から冷え込み、降雪も期待できるので一気に雪を作る。安全も確保して、多くの人に訪れてもらえるシーズンにしたい」と話していた。
ヘブンスそのはらは17日、あららぎ高原と平谷高原は23日のオープンを予定。阿智村内の3スキー場は19歳のリフト代を無料にする「雪マジ!19」に参加している。(ヘブンスは全日、あららぎはナイター、治部坂は平日)。
平谷は小学生未満のリフト代を無料にし、中学生にも子ども料金を適用するほか、初心者、ファミリー層に加え、練習に適した穴場としての魅力をアピールしている。