売木小学校(佐々木栄子校長、30人)は13日、学校裏の田んぼリンクで恒例のスケート場開きを行った。暖冬の影響から十分な厚さの氷はリンクの半分超ほどとなったものの、児童たちは待ちに待った初滑りを笑顔で楽しんだ。
同校は毎年1月に学校裏の田んぼに水を張ってスケート場を整備している。準備は昨年9月ごろから始まり、PTA作業で草刈りを行ったほか、本年度から配置された学校用務員がトラクターを使って土をかくはんするなどして水がもれないようリンク造りに励んだ。
例年だとスケート場周辺には雪が積もり、リンク全体を厚い氷が覆うが、ことしは気温が高く氷が張っても薄い部分があり「いつまた氷が緩むか分からない」(学校)と急きょ滑り初めを実施。スケート場開きもテープカットなどのセレモニーは省いた。
佐々木校長や諸注意などを聞いた児童たちは、まず靴のままリンクに下りて氷の感触を確かめると、その後の授業で各学年ごとスケート靴を履いて滑る楽しみを味わった。同校は「例年は1月末まで楽しめる。これからの冷え込みに期待したい」としている。