大相撲峰崎部屋(峰崎修豪親方)の平谷村夏合宿が27日、同村屋内多目的施設で始まった。住民や観光客が見守る中、飯田市出身で三段目の満津田誉彦さん(23)を含む力士が早朝から稽古に汗を流した。
初日は、峰崎部屋と芝田山部屋から参加した力士11人が、四股やすり足でじっくりと体を動かし、3時間余りにわたって相撲をとった。今年はフォトコンテストも開催しており、カメラを手にした見物客の姿も目立った。
見学に訪れた平谷小6年の男子児童(11)は「相撲を見るのが好き。来れる日は毎日見に来たい」と喜んだ。実行委員会の川上金司委員長(77)は「地元住民も力士の顔を覚えてきた。力が入っていい相撲がとれているようだ」と話した。
満津田さんは「平谷は夏も涼しくて環境がいい。地元の方たちがたくさん応援に来てくれるので、頑張っている姿を見せたい」と力を込めた。
朝稽古は午前7時から10時半まで一般公開。8月11日までで6日は休日となる。今月31日と8月4日には子ども相撲教室も開催する。問い合わせは村観光協会(電話0265・48・2211)へ。