全日本天竜川カヌー競技大会(高森町など主催、南信州新聞社など講演)が22日、高森町の天竜川を主会場に開かれた。
10代から70代まで県内外78人が参加。同町の市田港から飯田市時又港までの約13キロ間でタイムを競った。
天竜川ならではの激流に挑戦する選手たち。絶叫と豪快な水しぶきを上げながら激流を乗り越え、最後は笑顔でゴールしていた。
性別やボートの形状別などで分けた11種目のうち「K1男子」「K1女子」は、カヌーワイルドジャパンカップ全5戦の第4戦に位置付けられ、レベルの高い真剣勝負も繰り広げられた。
全日本天竜川カヌー競技大会は1972(昭和47)年に始まり39回目。30回までは飯田カヌー協会が大会を運営してきたが、31回大会から町が引き継いで開催している。
同町の熊谷元尋町長は「大会を通して天竜川を広くアピールし、地域の人たちにもカヌーの素晴らしさを知ってもらう機会になれば」と話した。