天龍中で待望の「泳ぎ初め」

スポーツ

[ 2020年 5月 26日 火曜日 15時50分 ]

 毎年県内で最も早くプール開きを迎える天龍村の天龍中学校で26日、「泳ぎ初め」の学校行事があった。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う臨時休校により、例年より約1カ月遅れ。2人の水泳部員を含む3年生3人と、全新入生6人の計9人が参加し、力強い泳ぎで水しぶきを上げ、待ちわびた季節の到来を全身で堪能した。

 同校は県南に位置して早い時期から気温が上昇するため、県内のトップを切って行うプール開きが「風物詩」となっている。今年は例年通り春休み中の登校日に合わせてプール清掃を行い、4月下旬にプール開きと泳ぎ初めを計画していたが、臨時休校により今月12日に式のみを実施。泳ぎ初めは学校の再開を待っていた。

 泳ぐ直前の気温は22・5度、水温は24・5度と、1カ月遅いこともあって例年よりも若干高めに。快晴の下とはいかなかったが、泳ぎ終えた生徒たちは「気持ち良い!」と声をそろえた。

 3年生の水泳部部長(14)は「新型コロナの影響で、今年は学校のプールで泳げないかもしれないという不安があった」と話し、待ち望んだ泳ぎ初めに「本当にうれしかった」と笑顔。「今年で引退なので、プールを使えることに感謝しながら、練習に励みたい」と力を込めた。

 屋外プールを長期間利用できる利点を生かし、かつて県内全域に「水泳天龍」の名を知らしめた同校水泳部。生徒数の減少で2017年には部員がいなくなって一時休部となったが、翌年に復活した。現在は3年生の男子生徒2人が在籍し、伝統を受け継いでいる。

 この日は、水泳と陸上のどちらかを選んで参加する形を取ったが、新入生は全員が水泳を選択。水泳への関心が高く、新入部員の加入に期待が高まった。

 同校はプールのレーンを一つ空けて利用し、シャワーやドアノブの除菌を徹底。感染防止対策を図って6月1日から部活動を開始する。水泳の授業は同月下旬からの予定。

◎写真説明:力強い泳ぎを披露する生徒ら

  

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